2009年5月アーカイブ
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英語力アップ:スピーチの勧め4' リンカーンゲティズバーグ演説構成

Date. 2009.05.07  /  Category. DiarySpeech
                  
     

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さて、昨日書いたリンカーンゲティズバーグ演説の謎!?
ではありませんが、少し補足してみたいと思います。

まずは、特例的な「起承転結」構成ですが、
分りにくかったかもしれません。
とりいそぎ、改めて、4段落で記してみます。

(起)Four score and seven years ago our fathers
brought forth on this continent, a new nation,
conceived in Liberty, and dedicated to the
proposition that all men are created equal.

(承)Now we are engaged in a great civil war,
testing whether that nation, or any nation
so conceived and so dedicated, can long
endure. We are met on a great battle-field
of that war. We have come to dedicate a
portion of that field, as a final resting place
for those who here gave their lives that
that nation might live. It is altogether fitting
and proper that we should do this.

(転)But, in a larger sense, we can not dedicate
- we can not consecrate -- we can not hallow -
this ground. The brave men, living and dead,
who struggled here, have consecrated it, far
above our poor power to add or detract.
The world will little note, nor long remember
what we say here, but it can never forget
what they did here.

(結)It is for us the living, rather, to be
dedicated here to the unfinished work
which they who fought here have thus far
so nobly advanced. It is rather for us to
be here dedicated to the great task remaining
before us -- that from these honored dead
we take increased devotion to that cause
for which they gave the last full measure of
devotion -- that we here highly resolve that
these dead shall not have died in vain --
that this nation, under God, shall have
a new birth of freedom -- and that government
of the people, by the people, for the people,
shall not perish from the earth.

というように、日本人的なロジックに
見事に当てはまってると思いませんか?
不思議ですね。

何しろアメリカ歴史上、散文としても最高の傑作と
いわれて、アメリカ人なら必ず習うこのスピーチが
日本語の発想展開に合致するのですから。

また、このスピーチは他にもいろいろと謎が
秘められているようです!!

実際には、いまだに、リンカーンが話した言葉すら
誰も正確に知らないのです。

あまりにも面白いので、英語学習とは少し離れますが、
英語力アップ:スピーチの勧め 4''として、
次回少し触れて見たいと思います。

お楽しみに。

             
  

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英語力アップ:スピーチの勧め4 リンカーンゲティズバーグ演説構成

Date. 2009.05.06  /  Category. DiarySpeech
                  
     

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さて前回少し触れましたが、スピーチを最初から
最後まで覚えることで話し方や書き方の構成、
ロジックが学べます。

オバマ大統領の演説などは、Emotional Appeal
(観衆の心に訴える)のありとあらゆるテクニックが
使われていますが、実はその裏にはしっかりとした
ロジカルな全体構成の巧みさがあります。

英語ロジックの基本に沿っていて教科書的というか、
誰にでもとても分かりやすく構成されています。

ロジック構成として、考察してみると例外的に
面白いのが、前回ご紹介したリンカーンの
ゲティズバーグ演説です。

まずリンカーンの署名がしてあった全文は以下のように
3段落で書かれていたようです。

Four score and seven years ago our fathers
brought forth on this continent, a new nation,
conceived in Liberty, and dedicated to the
proposition that all men are created equal.

Now we are engaged in a great civil war,
testing whether that nation, or any nation
so conceived and so dedicated, can long
endure. *We are met on a great battle-field
of that war. We have come to dedicate a
portion of that field, as a final resting place
for those who here gave their lives that
that nation might live. It is altogether fitting
and proper that we should do this.

But, in a larger sense, we can not dedicate -
we can not consecrate -- we can not hallow -
this ground. The brave men, living and dead,
who struggled here, have consecrated it, far
above our poor power to add or detract.
The world will little note, nor long remember
what we say here, but it can never forget
what they did here. **It is for us the living,
rather, to be dedicated here to the unfinished
work which they who fought here have thus far
so nobly advanced. It is rather for us to be
here dedicated to the great task remaining
before us -- that from these honored dead
we take increased devotion to that cause
for which they gave the last full measure of
devotion -- that we here highly resolve that
these dead shall not have died in vain --
that this nation, under God, shall have
a new birth of freedom -- and that government
of the people, by the people, for the people,
shall not perish from the earth.

3段落というと、教科書的には序文、本論、
結論となるところです。しかしこの演説は
2段落目と3段落目が、本論と結論の関係には
ないように思えます。一見しただけでも、
本論が短く結論が逆にとても長い、
アンバランスな構成です。

この演説を記述している出版物の中には、
この全文を4段落や5段落に分けて記載
しているものも多くあるようです。

上記文中3段落目の**It is for us the living で
段落を分けるのが4段落表記、さらに2段落目
*We are met on...で段落を区切ると5段落表記
となります。

段落構成は英語ロジック構成と直結していて
英作文をする上で一番大切な部分です。
区切り方ひとつで、伝えたい内容まで変わりえる
くらい繊細な部分です。

なぜ、4段落や5段落に表記が変えられているのか、
は別問題として、個人的に興味を感じたのは
4段落バージョンです。

それは、このスピーチ構成はとても例外的ですが、
日本語の思考表現法である「起承転結」になって
いることが分かるからです。

Four score and seven years agoで「起」が始まり、  
「承}はNow we are engaged in a great civil war,
「転」はBut, in a larger sense, we can not...
そして「結」はIt is for us the living以降から最後まで
と「起承転結」の流れと見事にフィットします!

リンカーンご本人は、勿論こんなことは意識しては
いなかったでしょうが、面白いですね。

実は「起承転結」という思考方法は、日本語独自のもの
であり、他言語で用いると大変分かりにくいものだ
とされています。

私も同感ではありますが、ゲティズバーグ演説は、
例外的にメッセージが大変強く伝わってきます。

ですから、もし皆さんが「起承転結」の構成を
外国の方に説明するチャンスがある時は、
この演説を例にとられると、よく理解して
もらえるかもしれませんね。

コリン・パウエル元国務長官が昨年11月に
朗読されたリンカーンゲティズバーグ演説を
YouTubeで見つけました。最後にこちらもどうぞ。


             
  

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英語力アップ:スピーチの勧め 3 リンカーンゲティズバーグ演説暗唱

Date. 2009.05.03  /  Category. DiarySpeech
                  
     

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他の多くの方がおっしゃられるように、確かにランキング
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もらっているのか、ブログを書く側としては一番気になる
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というわけで、本日は最初にそのバナーを貼ります(笑)。
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さて、本題ですが、有名演説を何かひとつ最初から最後
まで覚えるということは、ぜひトライしてもらいたい事です。

一部だけでなく、全体を覚える事で、模範的な英語での
話し方をロジック構成から、メリハリをつけた語りの早さや
声の大きさや調子まで学べるからです。

伝説の英語スピーチとして本家本元といいましょうか、
リンカーンのゲティスバーグ演説は、272語で原文では
3段落だけと短いものです。そういう理由もあってか、
昔から練習教材としてよく扱われています。

読者の方の中にも中学もしくは高校や大学などでも
覚えさせられた方もいらっしゃるかもしれません。

ただし、練習された方はご存知のように、
このスピーチは簡単ではありませんよね。

単語も文体も少し高尚で難しいです。さらに当時は録音
器具も無く、リンカーンの肉声は残っていませんので
ご本人の真似から始める事は勿論できません。

前回お話した英語スピーチ「修・破・離」の3段階でいえば、
「修」を飛び越えて、いきなり2段階目の「破」の能力が
問われているようなものです。

さらに加えて、時代考証も難しい。当時の状況などは
現代人の想像をはるかに超えるものですし、
特に私達日本人には歴史的背景が違うので、
なおさらの事です。

大変に難しいですが、暗誦大会ではこのスピーチがよく
用いられる事は納得です。暗誦大会に適した長さですし、
勿論歴史に残る内容であり、一生覚えておきたい表現が
あります。そして何より、暗誦大会ではスピーチの理解力
そしてメッセージの再現力が競われるからです。

ご参考までに、暗誦の一例として私のリンカーン
ゲティズバーグ演説をご覧下さい。

それでは、皆さん素晴らしいGWが送れますように。

             
  

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英語力アップ:スピーチの勧め 2 オバマ2004民主党大会演説暗唱

Date. 2009.05.01  /  Category. DiarySpeech
                  
     

前回はオバマ氏2004年民主党大会でのスピーチを
ほぼ同じように真似て暗誦したもの を見ていただき
ました。

今回はお約束のように、同じスピーチを私なりの解釈と
話し方に変えて暗唱したものを見ていただければと
思います。

こちらは昨年暮れ開催したオバマスピーチセミナーでの
1コマです。以前キング牧師のスピーチを撮って
いただいた日と同日です。キングはセミナー後のもの
でしたが、こちらはセミナー開始直後に行ったものです。
中継録画を見やすくカットしてビデオ・フォトグラファーの
澤口佳代さんにアップしてもらいました。

簡単な解説後、"The Audacity of Hope"の
暗唱がスタートします。

ところで、物事を習得するのに必要な3段階を表す
言葉に「修・破・離」があります。室町時代の能楽師、
世阿弥から言い伝えられ、能の修業そして武道や
現在では日本のビジネス社会でも一部好まれて
使われているようです。

簡潔に説明すると「修」は型作り、「破」は基本の型から
応用に、「離」は全く新たな型の習得です。

スピーチからの英語力習得を、この3段階に多少無理
やり当てはめると、「修」はある人のスピーチを何度も
練習して、真似て暗唱できるようにすることでしょう。

「破」は模倣ではなく、自分のメッセージとして伝える
ようになれること。すなわち、自分自身の人格や気持ち
が現れるように暗誦できるようになること。

「離」はそのスピーチから暗誦ではなく、学んだ事を
自分のスピーチや普段の話し方、書き方、言葉の使い方、
に活かしていくこと。この段階では、英語だけでなく
日本語にもその能力は反映されます。

但し、本来の「修・破・離」の定義と根本的に違うのは、
誰にでも達成可能で、しかも比較的短時間で出来る
ようになるという事。

能の世界なら、「破」に行ける人は限られた一流の人、
「離」などは達人の世界だとの事です。それに比較すると
英語は本当に簡単なことです。言語習得は万人にできる事
だからです。

意思あれば必ずできるようになるのです!

スピーチの模倣から始めて、自分なりの話し方、
そして普段のコミュニケーションへ活かしていく事。
それを意識して実行してみてください。
必ず驚くほどの英語力が身につきますから。

今日も私のブログを読んでいただいて有難うございました。
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下のものと同じですが、バナーがどこにあるか
わからないと、ご意見いただいたので文章内に
いれてみました(笑)。

             
  

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石渡 誠  Makoto Ishiwata
南アラバマ大学 コミュニケーション学・英語学 学士号取得。ジョージタウン大学院 英語教授法修士号 取得。帰国後、松本亨高等英語専門学校を引き継ぎ、14年間のフィニックス英語学院の教務部長を経て、カプラン ジャパン代表就任。[ More... ]
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