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ライティングについて、昨日書き終わらなかったことが
ありますので、続けたいと思います。
それは、日本人の英作文力が劣る理由です。
なぜでしょうか? 大きく言ってしまうと、
英語で考えられるように学習していないからですが、
今回は少しライティングだけに限って話します。
ということで、もう一度聞きます。
なぜ、英作文ができないのでしょうか?
それは、もともと英語と日本語では作文の概念が
違うからだと私は思います。
簡潔に言うと、英文は段落構成を意識しながら、
論理的に書いていくことが要求されるのです。
パラグラフライティングという言葉があるように、
段落単位で書けるようにしていくのが、
英作文の基本的な教え方なのです。
日本語の作文で想像する段落とは全く異質のものです。
"One paragraph, one idea"という鉄則に基づき、
一つの伝えたいことを、詳細を付加しながら
一段落に意見を展開していかなければいけません。
日本語の段落は、そのような鉄則はないわけです。
その代わり、日本語の場合は、文字数を意識して
作文練習をさせます。「〇〇字以内で答えよ」、とか
「原稿用紙何枚で書きなさい」というように。
「1段落で答えよ」、とか「3段落にまとめなさい」という
練習は普通しませんよね。でも、このような指示を
受けて作文練習するのが英語なのです。
すなわち、英語の場合は〇〇字以内に、
一文一文、正しく文章を書ければそれで良い、
ということではないのです。
また、ライティングとリーディングの関連性も
このような理由からも重要になってきます。
リーディングのことは別の機会にまた書きますが、
一番多くクラスで聞く質問があります。それは
"What's the topic sentence of this paragraph?"
です。すなわち、「この段落で言いたいことは何?」
これは、各段落に必ずひとつのトッピックがあるから
聞ける質問です。
逆に言うと、一段落に、複数言いたいことを書いては
いけないという決まりがあるのでtopic sentencesと
複数形にして"What are the topic sentences
of this paragraph?"と聞かれることはないのです。
1段落に複数のトピックが混在しないようにすること。
トッピックだけに直結する例と詳細が書けるようにして、
それらを論理的な順番で書けるようにすること。
そして、他の段落ともロジカルにつなげるようにすること。
それらを学んでいくことこそが、本来の基礎的な
英作文学習なのです。
ですから、日本語を英語に翻訳していくことを学ぶ
ということとは、全く異質のものなのです。
具体的にどのように学ぶべきかは、今後また詳しく
書きます(現在このブログは未だ、目次上では<第1部>
です。英作文は<第4部>になると思いますから、
ちょっと相当先になるかもしれませんが)
簡単に現状の問題をまとめると、
日本人の学ぶ英作文は、ほぼ無理矢理に
日本語から英語へ、文法知識を使いながら、
英語らしきものを勝手に作り上げる学習です。
本来の英作文とはかけ離れているだけでなく、
自分の書いている英語が、自然な英語はおろか、
正しい英語かも、判断つかないレベルで学習が
終わってしまっています。
本末転倒な、文法演習のための作文学習ではなく、
本当に書けるようになるための学習が必要です。
そのためには、正しい自然な英語表現を覚えながら、
書きたいことを一文で終わらず、複数の文章単位で
書けるように練習すること。
すなわち、なるべく早い時期にパラグラフライティングが
できるようにしていく必要があります。本来ならば、
遅くとも中学3年生にもなれば、パラグラフライティング
が学べるはずです。
英語指導者は勇気を持ち、旧態然の明治から徹底された、
日本独自の英作文授業にメスをいれなければいけない
という思いを強くしています。
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