Title.

和して同じない生き方

Date. 2009.08.01  /  Category. Diary山のシューレ

2009.8.1 056.jpg

紀元前3000年から5000年にかけて
人類に大きな変化がおきている。
それは文字の発明と進化。
人間は言葉を得る事により、
無意識で本能的な活動から、
意識的な行動もできるようになった。

宇宙や地球の創造や進化など
壮大なお話を昨日まで聞いてきましたが、
山のシューレ3日目となる今日は
人間としての「つくり」を
能という伝統舞踊を通して、
深く考えさせられた1日でした。

安田登先生の6時間にも渡る
ワークショップは、能独自の身体技法を
漢字の発生から遡り説明する
奥深い内容でした。

2009.8.1 005.jpg

印象に強く残ったことから
ここでは2つだけ書きます。

ひとつは、和するということは
同するということではないということ。
和という漢字は竹を束ねるという
漢字から来ている。長さや太さが違うものを
一緒にするということ。

能では和を重んじて、同を禁じている。
すなわち、他人の動きを真似するのでなく、
自分の動きをしながら合わせること。

そして、自分の動きは意識的につくるだけでなく、
感性を大切に動くことだと。
天を感じて、地を感じて、他人の動きを感じて
動きたい方向へ動くことだと。

2009.8.1 051.jpg

人間の生き方への示唆にもなると
これを聞いていて思いました。

もうひとつは世阿弥が言った有名な格言
「初心忘れずべからず」の本当の意味です。

「初」という字は「ころもに刀」と書く。
ころもにハサミを入れる時の真剣な心が
「初心」という意味である。

そして「ころも」とは、それまで自分で
築き上げてきた全ての意味でもある。

世阿弥は言った。
「時々(じじ)の初心忘れずべからず。
老後の初心忘れずべからず。」

すなわち、常に革新すること、
年老いてもなお過去に固執することなく、
新たな自分をつくりだしていくことです。

安田先生がワークショップの最後を締めた
このお言葉も忘れないものとなりました。

また、詩人の吉田可南子先生が今回のために
特別な詩を書いてくださいました。
2009.8.1 045.jpg

セミナー最後で、安田先生がそれを謡うのに合わせて
私達受講生は、上2枚の写真のように森川に囲まれた
石舞台で能の動きを実践するという、
とても信じられないような体験をさせていただきました。

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カプラン ジャパン代表 石渡 誠
カプラン ジャパン代表
Kaplan Japan President
石渡 誠  Makoto Ishiwata
南アラバマ大学 コミュニケーション学・英語学 学士号取得。ジョージタウン大学院 英語教授法修士号 取得。帰国後、松本亨高等英語専門学校を引き継ぎ、14年間のフィニックス英語学院の教務部長を経て、カプラン ジャパン代表就任。[ More... ]