Title.

<第1部>
間違いだらけの日本の英語教育(22)
英語で考えるとは?

Date. 2010.01.30  /  Category. イベント告知英語マスターセミナー
                  
     

「英語で考える」ということが不可能だと思われる理由のひとつは、この言葉の捉われ方に起因しているのではないでしょうか。あたかも何か特別なことかのように思われている方もいるかもしれませんが、昨日の記事に書きましたように、私の定義では全く自然なことなのです。

今日は「英語で考える」について私の意味するところを説明したいと思います。

「英語で考えるとはどういう意味だと思いますか?」と聞くと、多くの人が「日本語で考えない。訳さないことではないでしょうか」と答えてくれます。

さて、それは間違いではないのですが、少し意味合いが違うのです。

簡単に私の答えを云えば、「英語を使用して思考すること。そしてそれが無意識にできること。また、ある特別なレベルを指すわけでもなく、人間なら皆できるようになること」です。

人間の特徴のひとつは言語で思考できることです。何か答えを導きたい時に言語はひとつの大きな道具となります。

例えば、朝一番目が覚めたときに「今何時だろう?」とか「まだあと10分寝よう」とか眠くてまだ頭がハッキリしていなくても、言葉が自然に頭に浮かんできます。

余談になりますが、私は大学でコミュニケーションを専攻したのですが、基礎コミュニケーション論で少し面白いなと思ったのは、大別して2種類のコミュニケーションがあると考えることです。

ひとつは、Inter-personal Communicationでもうひとつは Intra-personal Communicationです。
接頭語のInterは外部を意味してIntraは内部を意味します。

すなわち「英語はコミュニケーションの手段だ」とよく言われますが、本来は他人とのコミュニケーションだけでなく、自分自身とのコミュニケーションの手段としても使われているという事です。

さて、私達日本人は当然の事ながら、みな「日本語で考え」ています。しかし、そんな事を意識している人は少ないでしょう。そのくらい自然なことなのです。

「どのように『英語で考えている』のかを詳しく説明してください」などと云われることもありますが、それは日本語の状態に置き換えてもらえればわかるように、自然なことで意識などしていないことなのです。

逆に言えば、意識しなければ日本語が出てこない状態だとすれば、その人は日本語ができないと言えますよね。

言葉は体の一部です。体を動かすのに、通常特別な意識は必要ありません。例えば、何かを掴もうと思った瞬間に、指や手は動いているのです。

私達が日本語を話す時も、何かを思った瞬間に言葉が出てくるのです。

ある意味本当に不思議な事ですが、それができるのが人間です。

ですから、外国語を学ぶということは、それが出来るようになることに他なりません。

どう頑張っても、「日本人は英語で考えられるようにならない」というのは、「日本人は英語ができるようにはならない」と主張しているのと変わりがないと私は理解するのです。

また、「よほど例外的な学習者しか英語で考える事ができない」と主張する方もいらっしゃいますが、私の理解は異なります。

本来は、比較的にすぐ「英語で考える」ことができるようになります。しかし、その「英語で考える」レベルが、学習していく過程で上達していくのです。

例えば"Good morning"くらいなら、無意識なうちにも英語が勝手にでてくるでしょう。会得した英語が大きくなればなるほど、より多くのことが、より正確に、そして早く英語で考えられるようになるのです。

ですので、「英語で考える」ことは、ある意味スタート地点で、そこからの努力で「英語で考える」レベルも成長していくと考えています。このことも、人間の言語習得過程を考えれば、当たり前のことですが。

さて、まだまだお話を続けたいのですが、今日はここまでにします。

明日はちょっと話題を変えますが、大切なお知らせがあります。ぜひまたいらしてください。

さて、連日告知していますが、日本英語交流連盟(ESUJ)による朗読クラブに参加できる方はぜひどうぞ。

記念すべき第1回目と2回目はカプラン銀座校でで開催されます。
第1回:2010年2月10日(水)12:15-13:15
第2回:2010年3月10日(水)12:15-13:15

青谷さんの生朗読も聴けるチャンスです。内容は、1回目は芥川龍之介の羅生門、2回目は宮沢賢治の注文の多い料理店とのことです。ちょっと原文を読んできてから参加するとな楽しいかもしれません。

予約が必要ですが、カプランの受講生、そしてESUJの会員の方はどなたでも参加できます。ぜひお時間を作っていらっしゃってください。ESUJの会員登録はこちらから。

最後にまた先日ビデオで紹介したクリントン・ブッシュ基金へのハイチ寄付金はこちらからできます。

勿論、こちらのジャパンプラットフォームのサイトからでもできます。(ジャパンプラットフォーム(JPF)は、日本の数々のNGO、自然災害等の緊急人道援助を迅速に行うためにNGO、経済界、政府が共同して設立されたシステムです)

さて、皆様のサポートのお陰をもちまして、本日268日間連続更新したこととさせてもらいます?!いつも応援有難うございます。健康改善は×です。(残念ながら今日は全滅でした!)有難うございました!感謝をこめて

                  
  

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カプラン ジャパン代表 石渡 誠
カプラン ジャパン代表
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石渡 誠  Makoto Ishiwata
南アラバマ大学 コミュニケーション学・英語学 学士号取得。ジョージタウン大学院 英語教授法修士号 取得。帰国後、松本亨高等英語専門学校を引き継ぎ、14年間のフィニックス英語学院の教務部長を経て、カプラン ジャパン代表就任。[ More... ]
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