Title.

インプットが全く欠如している日本人

Date. 2010.01.03  /  Category. 英語の教え方英語上達への秘訣
                  
     

英語が頭に入っていなければ、英語は出てきません。これは誰しもわかっていることでしょう。しかし実際には英語を入れていく作業が日本人には欠けています。

それは、勘違いからきているのです。

単語の意味を和訳で覚えて、文章を文法の知識を使いながら、日本語に訳していく、その過程で英語を覚えていくと信じているからです。残念ながら、そこには英語のインプットは発生しないからです。

いかがでしょうか?皆さんの学習法は?皆さんの使用しているテキストは?

日本で出版されているテキストは、全て日本語の訳と解説つきでしょう。本来テストでは、日本語が使用されないTOEICやTOEFLのテキストに至っても、何の不思議もないかのように、訳と日本語による解説がついています。

当然ですが、訳と解説は英語のインプットには成りえません。

辞書はどうでしょうか?

何の疑いも無く、英和・和英を使っているのが普通でしょう。英々を使用していても英和と併用している人達がほとんどのようです。

単語集は?

例えばTOEFLならば、単語の問題は出題されますが、選択肢にある定義は全て英語です。にもかかわらず、日本人学習者の使用するTOEFL単語集は、全て日本語の定義を覚えさせるようになっているものです。

不思議だとは思いませんか?

でも不自然なだけでなく、だから、日本人学習者には、英語のインプットが全く欠如しているのです。

でも例えば単語ならば、「和訳だけでなく英単語そのものも覚えている。だから、英語のインプットはしているのだ」と考える人もいるかもしれません。

しかし、母国語である日本語が強すぎるために、英語はもみ消されていくということをご存知でしょうか。英文を和訳した瞬間に、元の英語の影は薄れて日本語訳が頭に残っていってしまうのです。

ましてや、原語のもつ本来の意味やニュアンスは訳をした瞬間に誤解を生むこととなってしまいます。

こんな怖い環境で、私達日本人は英語を勉強しているので、英語が使えない結果に終わっているのです。

とにもかくにも、インプットの質と量が欠如しているのです。

先月、私がアメリカで日本語を教えた頃の話をしました。初心者のクラスのテキストは全て英語で書かれていました。しかし、それは、授業が日本語だけで行われる前提があったのです。

皆さんの学習環境はどうでしょうか?

テキストが日本語で書かれている上に、教師からも日本語を介して授業を受けている人達が多いのが現状です。

例えばの話ですが、悲しい事にTOEICやTOEFLの授業は日本語で受けるというのが、一般の日本人学習者の常識となってしまっています。そのほうが能率的だと信じて。

これでは、英語の能力をあげることに自らがストップをかけているようなものです。

「英語で授業するべきは、英会話のクラスだけ」などという、大変おかしな図式?が日本に出来上がってしまっているのです。

そして、このような誤解は私達が受けた中学と高校での英語授業に起因しているのです。願わくば、最初から、英語で授業が行われていれば、このような迷路に私達が入る必要がなかったわけです。

2013年からの高校における新学習指導要綱の実施に期待をしています。

ということで、今日は英語を日本語を介して頭に入れようとすることが、インプットにならない理由を少しお話しました。

次回は逆に、ただ単に英語だけで英語を学ぶだけでは、インプットにつながらない理由をお話したいと思っています。

さて皆様のサポートのお陰をもちまして、本日241日間連続更新したこととさせてもらいます?!いつも応援有難うございます。本日の健康改善は△です!(昨日に引き続き、運動のみクリア!)有難うございました!感謝をこめて。

                  
  

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カプラン ジャパン代表 石渡 誠
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石渡 誠  Makoto Ishiwata
南アラバマ大学 コミュニケーション学・英語学 学士号取得。ジョージタウン大学院 英語教授法修士号 取得。帰国後、松本亨高等英語専門学校を引き継ぎ、14年間のフィニックス英語学院の教務部長を経て、カプラン ジャパン代表就任。[ More... ]
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