Title.

TESOLでの感動的な再会ー尊敬する理由

Date. 2010.04.02  /  Category. 英語の教え方英語プラスアルファ
                  
     

TESOLの創設者でもあられるJames. E. Alatis博士との22年前にあった最初の出会いと私の大きな勘違いを昨日書きました。

先週の感動的な再会話をする前に、今日はもう少し昔の誤解話を続けます。

夏学期が終わるまでずっと、2ヶ月くらいもの間、私は誤解していたのです。

でも、それなりに理由もあるのです。

なにしろ博士はクラスには欠かさず出席されていました。教室の後ろに座って見学するかのようではなく、講師のまん前、最前列に座っていたのです。

質問に一番先に手を上げて答えていたり、自らも沢山質問をクラスで講師にしながら。

そして講師のほうも、遠慮するそぶりなど全く見せずに普通に対応していたのです。

なので正体が私に分るわけがありません。


そもそも何ゆえに、博士がクラスに通っていたのか。

その時、クラスメートから答えを聞き驚きました。

それは、こういうことだったのです。

アレイタス博士は、秋の学期から久しぶりに言語習得講座を担当することに。なので最新情報も含めて頭を整理しようと、夏学期の講座参加を決意されたとの事だったのです。

これには参りました。

学会から離れていたならまだしも、その分野の現役の中心人物でいらっしゃいました。にもかかわらず講義を久しぶりに担当するからといって、勉強しなおすことだけでも尊敬にあたることです。

ましてや、わざわざクラスを受講することなど普通は考えられない事です。

しかも、全てのクラスに遅刻もせず出席をされたのです。

そしてそのクラス態度は、あたかも初めて学んでいる生徒かのように積極的で熱心。

うーん。文化的な大きな違いも感じました。

日本でならば、ありえない話ですから。

学会のいわゆる『重鎮人物』が、久しぶりに講座を持つために勉強しなおすと、一般の学生と肩を並べて授業にでるでしょうか?しかも講師のまん前の席に座って、積極的に質問したり答えたり。

ありえないことですが、もし万が一、受講でもすれば、教える講師の方が困ってしまうでしょう。

ところが私の見た光景は、博士よりも半分の年齢にしかいっていないような女性助教授が、あたかも普通の生徒に対するように授業していたのです。

このように、文化の違いは大きいなと感じると同時に、アレイタス博士のお人柄にも尊敬の念を抱きました。

どんな年齢の相手にも、どんなバックグラウンドを持つ人でも、いつもフレンドリーでかつ謙虚な態度で接しているあの姿に。

はじめは、ただの元気のいいおじいさんだと思っていた私ですから、お恥ずかしいお話ではありますが。

とにかく、あれ以来少しでも見習わなければと、心がけだけは保つようにしてはいますが、とてもとても。。。

さて、出会いの部分のお話だけでこんなに長くなってしまいましたが、先週のTESOLでは、本当に一生忘れられない感動的な再会をさせていただきました。

いよいよそのお話は、また今度。

                  
  

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カプラン ジャパン代表 石渡 誠
カプラン ジャパン代表
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石渡 誠  Makoto Ishiwata
南アラバマ大学 コミュニケーション学・英語学 学士号取得。ジョージタウン大学院 英語教授法修士号 取得。帰国後、松本亨高等英語専門学校を引き継ぎ、14年間のフィニックス英語学院の教務部長を経て、カプラン ジャパン代表就任。[ More... ]
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