2011年4月13日アーカイブ
Title.

私を変えた語彙力強化法

Date. 2011.04.13  /  Category. 英語マスターセミナー英語学習相談室
                  
     

日本人に英語を不得手とさせてしまっている明らかな原因があります。それは何か?

今日はツイッターで、私が昨日このブログに書いたことについて貴重な質問を頂きました。せっかくですので、質問の答とともに、日本人の英語学習の根本的問題点を明かしていきたいと思います。

質問をお見せする前に、根本的な問題点とは何でしょう?

それは、英和辞典の使用や単語の意味をを日本語で覚えていることだと私は確信しています。

少し極端な意見に聞こえるでしょうか。いえ、控えめに書いているつもりです。

もう少し刺激的に言えば、そのような学習方法が日本人の語彙力不足をもたらしている、諸悪の根源でもあると考えています。

簡単にその理由を挙げれば、

1.英単語を日本語単語に訳した定義を覚えると原語のニュアンスがわからなくなる。
  (英語と日本語が合致することのほうが奇跡です。日本語訳は合致しません。ここ数日の私のブログで取り上げた単語などはその例です)

2.単語の定義を覚えても、使い方は習得できない。
  (単語同士を文法知識を使ってつなぎ合せるだけでは、いつまで経っても自分の話す英語、書く英語に自信がつかないでしょう)

3.覚えた単語を忘れやすくさせる。
  (日本語のほうが強いので定義は覚えているのに、肝心の英単語そのものを思い出せなくなるような辛い経験が増えます)


さて、ここで、ツイッターでいただいた質問をご紹介します。最初にお断りしておきますが、この質問された方には大変感謝しています。真摯で大切な質問だと思いましたので、ツイッターで簡潔にお答えするのではなく、ブログに書いています。ご了解ください。

「ブログ興味深く読ませていただきました。私も日本語の意味をみてピンとこないときはすぐに英英辞典をひきます。しかし市販の単語帳を使うのは良くないという事ですか?ならばどうやって単語を暗記したかどうかの確認作業をおこなうのでしょう?」

質問を読ませて頂いて、まず感じたことがあります。

この質問は日本人学習者の問題点を如実に語っていると。

① 「日本語の意味をみてピンとこないときはすぐに英英辞典をひきます。」←最初は英和で調べて、それから英英で調べる。これは日本人の上級学習者が陥りやすい問題です。意味を見るなら最初から英英で調べてください。

② 「市販の単語帳を使うのは良くないという事ですか?」←残念ながら、日本で出版されている単語学習本は和訳の定義を覚えさせるものですから、英語を英語で覚えるということのほうが例外に思われてしまうのですね。海外で販売されている単語帳は当然、英語の意味が英語で書かれています。

③ 「ならばどうやって単語を暗記したかどうかの確認作業をおこなうのでしょう?」←英語で確認できます。そもそもTOEICでもTOEFLでも英語の意味は英語で問われていますし、日本語で確認しなければいけないと教育されてきたこと自体が問題です。

いえ、もっと問題なのは、そもそも単語を学ぶ、その目的すら勘違いをさせてしまう可能性があるのです。

その目的とは、語彙学習は定義を忘れないように覚えていくことではないはずです。それなのに、誰しもその事に全くきづいていないかのように、必死に定義を覚えています。

しかも、恐ろしいことに、誰もが同じ定義を覚えていくのです。英英辞典を見ればわかりますが、定義など出版社や出版物によりいろいろ異なるのです。それをある英単語は決まった日本語訳があるかのように覚えていきます。しかも悪い事にそのことで英語そのもののニュアンスや使い方まで分からなくしていきます。

私は定義をずっと覚えるような学習はしませんでしたし、勧めていません。いや、定義を忘れることを推奨しているくらいです。

定義を忘れないように莫大なエネルギーと時間を費やすより、新たな単語を覚えていくことの方が効率的ですから。そして単語の意味は自分なりの英語で説明できるようになることのほうが大事なのです。

一番大切なことは、語彙学習で必要とされることを学ぶこと。それは、単語の意味を正しく理解することと、正しく使いこなせるようにしていくことです。単語を覚えるというのは、定義を覚えるという事ではないのです。

語彙の定義を日本語で覚えていくのは、英文を日本語に訳していくことには役立っても(それでもニュアンスを取り間違え易い問題は残りますが)、英語を使えるようにしていくことには全く逆効果をもたらしているのです!

このようなことを、私は浪人生の頃に学び、英和辞典と和英辞典を捨てました。そして教わった通りのやり方で英英辞典が使えるようになる訓練を受けていったのです。その方法についても近いうちに書きますね。

とにかく知って頂きたいのは、英語が全くできなかった当時の私が、日本にいながらにして瞬く間に英語が出来るようになったのです。その大きな秘訣のひとつはこのような学習法の転換でした。

最後に話は変わりますが、今晩は水曜日のドラマチームがカプラン表参道校で練習していました。1週間前にも少し書いた通り、彼らの頑張りぶりは凄いです。新入生ばかりなのですが、幾多の困難を乗り越えてきています。

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えっ!でも、担任のミッチ先生によると、土曜夜と当日の日曜早朝の舞台での最終リハーサルには、主役をはじめ全員が集まれないとか。大変だ!

今回は震災のこともあり、各チームみんな予定が大幅にくるってしまっています。でも、それでも当日は来ます。ここでひと踏ん張り、頑張ることが明日への飛躍へとつながります。頑張れみんな!

水曜日ドラマチームのアラジンは17日日曜日の2時50分に上演予定です。

                  
  

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カプラン ジャパン代表 石渡 誠
カプラン ジャパン代表
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石渡 誠  Makoto Ishiwata
南アラバマ大学 コミュニケーション学・英語学 学士号取得。ジョージタウン大学院 英語教授法修士号 取得。帰国後、松本亨高等英語専門学校を引き継ぎ、14年間のフィニックス英語学院の教務部長を経て、カプラン ジャパン代表就任。[ More... ]
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