Title.

リスニング力アップに欠かせない事

Date. 2011.09.27  /  Category. 英語上達への秘訣英語学習相談室
                  
     

昨日に引き続き、「TOEFL iBTは優しいテスト」に頂いたコメントに対しての意見を書きます。まずは、頂いたコメントはこちらです。

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「多くの日本人が陥りやすい間違い、それは、英語力をあげることより、テスト対策に走ることです。」ってのはすごいよくわかるけれど、ただ一方で、英語力を上げるための行動をするってのは、実はテスト対策をするより難しいんじゃないだろうか。

例えば、リスニングが苦手な人は、音楽を聞くのをやめて、オーディオブックをずっと聞いておけば、当然リスニングは出来るようになるんだけれど、しかし、だからと言って「音楽を聞くのをやめて、オーディオブックを聞きましょう」と言うアドバイスをしたからと言って、実行可能とも思わないし、そもそもなんか非人間的な気もする。
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こちらも、多くの学習者の疑問を代表するようなコメントですね。なので、大変有難く思っています。

英語力を上げることは、勿論結構なこと。だけれども、それは大変なことだろうというのが、一番根底にある疑問ですよね。

私の答えは、次の2つです。
1)テスト対策にかける労力があれば、英語力はつく 
2)テスト対策をしても、英語力がつかなければ労力が無駄になる

このことをもう少し具体的にするためにも、頂いた後半部分のコメントに対して、私の考えを述べます。

リスニングの例が出されていますが、本当にリスニングが苦手という人、多いですよね。これも日本人が経験している、明らかに悲しい、変な現象です。

なぜなら、聞く、読む、書く、話す、という4技能の内、本来なら、リスニングが一番簡単なスキルであるはずだからです。

それなのに、英語が聞き取れない日本人が多いのは、何故でしょうか。

さて、これに対しては、皆さんも、色々な答えをお持ちだと思います。そして、おそらく皆さんのお考えも正しいと思います。

が、しかしながら、もしかしたら、根本的な原因を見逃してはいないでしょうか、皆さん。

リスニングの向上のためには、絶対欠かせないことがあるのです。何だと思われますか?

それは、、、

それは、、、話す練習をする!ということに、他なりません。

話すことを練習せずに、聞く力だけを伸ばすほうが至難の技だと思いますが、いかがですか。

リスニングとスピーキングの両方を同時に進行させることで、効率的に時間も使えるのです。1石2鳥なのです。

いや、聞く話すという基礎力が万全になることによって、さらにリーディング、ライティング力アップにもつながるので、1石4鳥以上、そうです、本当に英語力アップが可能となるのです。

私の場合も、英語は全く出来なかったわけで、もちろんリスニング力はほぼゼロでした。しかし、浪人生の時、あっという間に力がついた理由は、話せるようになるように、聞く練習もさせられたからです。

なので、「音楽を聞くのをやめて、オーディオブックをずっと聞いておけば、当然リスニングは出来るようになる」というコメントに対しては、私は逆に疑問を感じてしまいます。

少なくとも、そのようなアドバイスを私はしたことはありません。ですので、「非人間的」ではないと思います(笑)。

勿論、オーディオブックを聞くことはプラスになります。しかし、ともすると、それもテスト対策の一環に等しいものがあります。

リスニング力をつけるには、リスニングをする。勿論必要です。必要ですが、リスニングが試験に出るから、リスニングだけをする。逆を言えば、スピーキングのテストはないので、話す練習はしないというのでは、バランスが取れなくなるのです。

実は、リスニングだけではありません。日本人は、英語をあることに特化して学習していくのが、能率的だと勘違いしている節があります。

例えば、一般英会話、ビジネス英語、時事英語、はたまた、TOEIC英語のように、まずは分類して、さらに、TOEICリスニング、TOEIC単語、TOEIC文法、TOEICリーディング、そしてさらにレベル別に細分化して勉強することが、良いのだと。

残念ながら、一見効率的に見える、このような学習方法こそが、英語力の欠如を生み出しています。そしてあたかも、英語力を上げるのは物凄い大変なことかのような、勘違いを生み出しているのではないでしょうか。

英語はひとつなのです。どんな場面にも、どんなテストにも対応できるように、スキルのバランスをとった英語力をつけることを心がけるのが、実は近道なのです。

それは、私自身が生徒として、また30年間の講師経験に基づき、自信を持って言えることです。

それではまた明日。

                  
  

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カプラン ジャパン代表 石渡 誠
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石渡 誠  Makoto Ishiwata
南アラバマ大学 コミュニケーション学・英語学 学士号取得。ジョージタウン大学院 英語教授法修士号 取得。帰国後、松本亨高等英語専門学校を引き継ぎ、14年間のフィニックス英語学院の教務部長を経て、カプラン ジャパン代表就任。[ More... ]
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